1960年代の怪獣少年が怪獣ガレキ・チープトイと戯れる日々

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第四惑星人さんからのご質問の「背面固定バンドの謎」、正解は知りませんが、私なりに推理(笑)してみました。

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昔、ビデオを観ていた時は画質も悪くよくわからなかったのですが、DVDで観るとほぼ鮮明にザラブ星人の背面を確認できるシーンが2箇所あります。ひとつはイデ隊員が科特隊基地のゲストルームにザラブ星人を案内するシーンで、サイドからのショットですがベルトの位置が確認できます。もうひとつは土星探査ロケットの中で乗務員を操るシーンではっきり背中が映ります。

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どちらも背面の固定バンドは「ハの字」になっています。頭部正面の両脇にぶら下がったベルトを脇の下を通して、頭部背面に引っかける細工になっているのだと思います。ですからこのリックのザラブ星人はじめ、ベルト「ハの字」の造型は正解です。

次に問題のムック本等で見かける三面写真です。この写真ではベルトを脇の下を通し、ブラジャーのように背中の中心で止めています。
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「大ウルトラマン図鑑」でも書かれてありますが、この写真は商品化権用に撮られたもので、場所は東宝ビルト(旧・美セン)の裏庭だそうで、他にもドドンゴ・ペスター・バニラ・ヒドラ・ジャミラ・ギガス・シーボーズなどが、この畑の前で三面写真を撮っています。これらの縫いぐるみは本編撮影の前か後のどちらかに撮られたようで、縫いぐるみの傷み具合や汚れ具合で確認できます。また、この写真撮影で実際の演技者がそのまま入っているかどうかは不明ですが、まあ、丈が合わずダブった縫いぐるみのものは違う人が入っていると予想はつきます。

では、この「ブラジャー留め」は間違いなのか? 正しい留め方を知らない人が留めたのか?、という疑問が沸いてきます。私の推理(笑)は…。

①まず、「ブラジャー留め」を見てわかりますが、ベルト先端にはひとつウロコが付いており、この留め方ではウロコが縦向きになり不自然です。「ハの字」で留めればウロコも横向きになるので、ボディのウロコに馴染む。これが高山氏の考えた細工だと思います。当然この「ハの字留め」で撮影を始めたと思います。

②ところが、撮影中のアクション等で「ハの字留め」の留め具が壊れ、途中から急遽「ブラジャー留め」に変えたのではないか?、と想像します。前に挙げた2箇所のシーンでも「ハの字」の角度が違うように見えます。撮影中も何回かベルトのメンテナンスをしていたのではないでしょうか。(留め方が中央に寄ってきているように見えます) 映像では後半部分は背面が映らず残念ながら確認はできませんが…。

③そして、この三面写真は縫いぐるみの状態から見て撮影後に撮られたもので、体形からも中に入っている人は演技者の青野武氏だと思います。本編撮影後にそのまま三面写真を撮ったのではないでしょうか?

というわけで、「留め方はどちらも正解です」と(笑)。第四惑星人さん、こんな答えでダメでしょうか? すいません。
どなたか原型師さん、この「ブラジャー留め」のザラブ星人も作ってください。私は買います。



すいません。つまらない質問をしてしまって。また充分すぎるほどの回答で感謝します。ありがとうございます。
しかし見事なまでの鋭い考察で恐れ入ります。1枚の写真からここまで探っていかれるとは。まるで怪獣ぬいぐるみ考古学のようですね。奥が深いですね、ますます成田・高山怪獣が好きになりました。
【2009/07/23 20:31】 URL | 第四惑星人 [ 編集]
>第四惑星人さん
いろいろ想像して書きましたが、実は写真撮影の際、そばにいた人が何も考えずに「ブラジャー留め」しただけなのかもしれませんよ(爆)。

大ウルトラマン図鑑でヤマダ・マサミ氏も「首元に隙間が出ないよう、頭部のバンドを前から回して背中で止めている」と書かれていますから、あながち知らずに留めたわけでもなさそうです。
【2009/07/23 22:38】 URL | ハヤタ隊員 [ 編集]















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