1960年代の怪獣少年が怪獣ガレキ・チープトイと戯れる日々

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「宇宙人同士が戦ってもしょうがない」などとクールな台詞を吐くメフィラス星人ですが、シンプルな黒いスーツゆえか、当時は友達のあいだでもウルトラマンに登場する宇宙人の中では人気が無いほうでした。

しかし私なんぞは、一番人気のバルタン星人よりも、このメフィラス星人のほうが好きでした。なんといってもウルトラマンと互角の力、さらに「バルタン星人、ザラブ星人、ケムール人を配下に従えた最強宇宙人」などと少年誌で読み、さらに強い思い入れをもってしまいました。黒いスーツに相まって、ダーティなイメージがなんともいえません。

メフィラス星人の名前は、文学作品でもあるゲーテの戯曲『ファウスト』に登場する悪魔「メフィストフェレス」に由来しています。
これは「悪魔のような宇宙人」という単純な理由だけではなく、第33話『禁じられた言葉』のストーリーが『ファウスト』に則したものになっているのです。

『ファウスト』では、悪魔メフィストフェレスは神に「もしファウスト博士を誘惑できたら、地上の全てと力をやろう」と言われます。
そして、自らの知識を高めすぎた結果、生きることに退屈していたファウスト博士に「面白いことを見せてやるかわりに、お前の命をくれ」と告げます。
『禁じられた言葉』では、ファウスト博士にあたるのがサトル君であり、悪魔であるメフィラス星人より地球を渡すよう迫られるわけです。

1926年にドイツで作られた映画『ファウスト』では、悪魔メフィストフェレスをエミル・ヤニングスが演じていますが、この容姿がメフィラス星人のモチーフになったものと思われます。髪型や尖った耳、立った襟の服などよく酷似しています。

http://www.k5.dion.ne.jp/~frankaz/movie/movie/faust.html



メフィラス星人のエピソードが『ファウスト』に共通しているというのは、少し意識はしていましたが・・・。
まさかそこまで密な関係があったとは。
ファウストを文庫で読んだのは確か中学2年の頃。
えぇ、ウルトラマンネクサスに影響されてです。
でもモチーフとなったファウストそのものは、当時の私から見ても、
なかなか難しいものだった覚えがあります。誰の訳だったかな。
最終的なテーマは、「久遠の女がわれらを導く」というものだったはず。
しかし、サトル君がファウスト博士にあたるというのは、どうなのでしょう。
ちょっと違うような気もします・・・が、やはり全体的なストーリーそのものはファウストからヒントを得て作られたのでしょうね。

あ、ゴジラ全集Finalのレビューを書き上げました。
お暇だった覗いてみて下さい。
ただ、最後に掲載した写真がミスってます。ノーマルの初ゴジが写っています。
そのうち直しますので。
【2007/05/29 21:45】 URL | 定静 [ 編集]
>定静さん
「ファウスト」を読まれたんですか?、凄い!
私は20代の頃に図書館で見つけて読みましたが、半分くらい読んだあたりで頭が重くなり異常に疲れてしまい、残りはリタイアした覚えがあります(笑)。

>「しかし、サトル君がファウスト博士にあたるというのは、どうなのでしょう。ちょっと違うような気もします・・・が、」

誤解を招く書き方になってしまったようですね、ごめんなさい。
あくまで「位置づけ」とご理解くださいませ。「悪魔が利を得るための交渉相手」という意味で。

レビュー、拝見しました。いつもながら細かい部分もチェックしてますね~!
ゴジラ全集は、ベースも手を抜くことなく、素晴らしい出来です。手のひらサイズのシーンにこだわりの造形が見えます。これで終わってしまうのは本当に残念ですね。

「ゴジラ全集総集編」も発売されたようですね。昭和のゴジラの再販ですが、買い逃したものがある方にはタイムリーですね。見つけたら1個買ってみようと思います。いずれ平成版も出るんでしょうね(笑)
【2007/05/31 00:41】 URL | ハヤタ隊員 [ 編集]















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